3連休最終日の4日、富山県内の行楽地は紅葉を楽しもうという観光客でにぎわいました。その一方で木々の色づきにも記録的な高温の影響が出ています。
高木健至記者:「相倉合掌造り集落にやってきました。絶好の行楽日和となった連休最終日のきょうは、多くの観光客で賑わっています」
県を代表する観光スポット南砺市の世界遺産・五箇山には「合掌造り」と呼ばれる茅葺(かやぶき)の家屋が、20棟現存しています。
県外からの観光客:女性二人組「(天候が)最高ですね。こういう(茅葺の)屋根というか初めて見ました」
男性「初めて中に入って素晴らしいなと本当に思いましたね。外観も素晴らしいですけどね」
アメリカからの観光客:「ニューヨーク。USA」「ビューティフル」「ワンダフル、スペシャル」
しかし、例年この時期は見ごろのはずの紅葉が…。
世界遺産 相倉合掌造り集落保存財団 中島仁司事務局長:「11月の上旬ということで紅葉が見頃と言いたいところなんですけど、やっぱり気温の関係で少し紅葉が遅れていて」
富山地方気象台によりますと10月の富山の平均気温は19.3℃で、1939年の統計開始以来、最も高くなりました。
中島事務局長:「やっぱり合掌造りの家屋は自然物とすごく合う。例えばきょうの青空ですとか、紅葉とか。普段なら相倉集落のほうは11月の上旬までが紅葉の見頃かなと思いますが今年は少し遅れて中旬まで楽しめるかなと思います」
富山地方気象台によりますと今週の中ごろから朝晩の気温が例年並みぐらいまで下がる予想で、紅葉の色づきもようやく進みそうです。
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