4日午前3時、日本のはるか南で台風22号が発生しました。日本の南はまだ海水温が高く夏が続いていますが、本州付近には今週、この秋一番の強い寒気が南下。日本の南と北で、夏と冬のふたつの季節がせめぎあっています。

台風22号発生 日本への影響は?

4日午前3時、日本のはるか南で台風22号が発生しました。台風22号は今後、フィリピンの東を北西方向に進んだあと、6日(水)に沖縄の南へ北上。その後は、向きを西よりに変えて、南シナ海へ進むでしょう。台風22号の日本への直接の影響はない見込みです。

日本の南はまだ夏 今後も台風やたまご発生も

日本の南海上はまだ海水温が27℃以上と、平年よりも2℃前後高い状況が続いています。今後も、新たな台風の卵・熱帯低気圧が発生しやすく、ひとたび熱帯低気圧が発生すると暖かい海面からの大量の水蒸気の補給を受けて、台風に発達するおそれがあります。平年11月の台風発生数は2.2個です。

連休明けは冬型の気圧配置に

一方で、連休明けの5日(火)から日本付近は次第に西高東低の冬型気圧配置となり、本州にはこの秋一番の強い寒気が南下します。

ピークとなる7日(木)は、上空1500メートル付近で平地で雪を降らせる目安となる、マイナス6℃以下の寒気が東北北部まで流れ込む予想です。

6日(水)から7日(木)は北海道や東北地方では平地でも雪が降る所があり、関東から九州でも急に気温が下がり日中も寒くなるでしょう。

朝は山沿いでは、霜が降りるほどの冷え込みとなる日もありそうです。これまで高温傾向が続いてきたので、気温の変化に注意を。

RKB 気象予報士 橘高香純

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