今月1日の自衛隊記念日にちなんだ市中パレードが、きょう長崎県佐世保市で行われました。毎年続けられている隊員による小銃の携行は今回は行われませんでした。
行進中の隊員が沿道の市民に手を振るなど、ソフトなイメージでのパレードとなりました。
今年のパレードには陸海の自衛隊のほか、アメリカ海軍の兵士ら合わせて370人が参加、佐世保市のアーケード街を600メートルにわたって行進しました。
佐世保市での自衛隊パレードは11月1日の自衛隊記念日にあわせて行われていて、2003年からは自衛隊の本来の姿を知ってもらうためとして陸上自衛隊の隊員が小銃を携帯した状態で行進していました。
パレードは今年で19回目となりますが今回、陸上自衛隊は銃を持たずに行進しました。
沿道には戦争反対のプラカードを持った市民の姿も見られましたが、混乱はありませんでした。
今回の対応について陸上自衛隊水陸機動団の北島一団長は「市民に親しみを持ってもらうという点から判断した」と説明しています。
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