患者数が増加しているマイコプラズマ肺炎。秋・冬に流行しやすいとされていますが、これからの季節、どう対策すべきか。そして、注意点などを専門家に聞きました。
「上肺部の方に白い影がありますよね。これが肺炎なんですよね。これは、おそらくマイコプラズマ肺炎だろうと…」
新潟市中央区にある鈴木内科小児科医院の鈴木紀夫院長です。
鈴木院長は自身の経験で、これまでにないペースでマイコプラズマ肺炎の症状を訴える患者が増えていると話します。
鈴木紀夫院長
「1月、2月、3月に流行るかなと思ったら、そうでなくて、この9月、10月になってから一気に流行ってますね」
マイコプラズマ肺炎に感染するのは、比較的子どもが多いとされていますが…
鈴木紀夫院長
「菌ですので、大人・子ども関係なくて、免疫がない人は当然かかります」
飛沫感染で広がるマイコプラズマ肺炎。
マスクや手洗いうがいなど、『基本的な感染症対策』のほかに、体の免疫を下げないために、健康な状態を維持することも大切です。
鈴木紀夫院長
「不健康な生活をしたり、病気を放っておいたりとか、たばことかお酒とかそういったものがあれば、大人でも免疫が下がってますから、かかるのは当然かかりますね」
また鈴木院長は「従来の薬に耐性を持った菌が出てきている」とし、「医療機関の受診後も症状が長引く場合は別の治療が必要なため、再度、医療機関を受診してほしい」と呼びかけています。
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