広島県福山市にある国宝・明王院で、33年ぶりに本尊の仏像がご開帳されました。

中国地方の寺院の代表者らおよそ40人を迎えて行なわれた法要…。白い布が引き下ろされると、黒い厨子に安置された本尊「木造十一面観音立像」が現れました。関係者は、本尊を前に手を合わせて、世界平和や自らの発展を願いました。

RCC福山放送局 内田博文記者
「こちらがきょう、ご開帳された十一面観音立像です。柔和な表情でこちらを見つめています」

本尊の仏像は、平安時代前期の制作と伝えられ、高さは約150センチ。身にまとっている衣は、柔らかさを感じさせるよう彫られています。一木造りで制作されていて、国の重要文化財に指定されています。

明王院 片山尊之 副住職
「ご先祖さまも見ているかもしれないお姿をこのご縁で見ていただけるというところをぜひ感じ取っていただきながら、ご本尊さまをご覧いただきたい」

一般公開は11月1日から4日までです。

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