秋が深まりを見せる中、冬の準備が始まっています。青森県弘前市の藤田記念庭園では、松の木などの枝が雪の重みで折れるのを防ぐための「雪吊り」の作業が始まりました。

30日は、岩木山を後ろに望むアカマツの雪吊りが行われました。
高さ約7mのアカマツには10mほどの支柱が立てられ、枝を吊るための28本の縄が勢いよく放られると、庭園を管理・運営する弘前市みどりの協会の作業員たちがはしごに乗り、きれいな円錐になるように縄を枝に結んでいきました。

弘前市は、おだやかな天気となり、柔らかな秋の日差しの中、作業はスムーズに進み、縄が作る円錐形が青空に映えていました。

弘前市みどりの協会 藤田浩司さん
「紅葉もいいですが、今の時期しか雪吊り・雪囲いを設置している庭園は見られないので、雪囲いを含めた庭園の風景を楽しんでほしい」

藤田記念庭園では20本の松に雪吊りをすることにしていて、園内の木々の雪囲いなど、これから冬支度が本格化します。

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