札幌市交通局は、30日から試験的に地下鉄東豊線の車両の中に防犯カメラを設置します。
札幌市の地下鉄に防犯カメラを導入するのはこれが初めてです。

麻原衣桜記者
「30日から地下鉄東豊線には1車両あたり3台、防犯カメラが設置されるということです」

 防犯カメラは、地下鉄東豊線車内の上の部分にある照明器具の付近に取り付けられます。

3年前、東京の京王線の車内で、男が乗客をナイフで襲うなど全国で相次ぐ列車内での事件や、痴漢などのトラブルを未然に防ぐためで、札幌市交通局が30日から試験的に実施します。

東豊線には車両4両を1組とする「編成」が20ありますが、今回取り付けられるのは「1編成だけ」です。

車両1両あたり3台、合わせて12台のカメラが付けられ、運行されている時のみ録画されます。

 利用客
「痴漢の冤罪になったときとかも防犯カメラがあるおかげで免れるという可能性が高くなるなら賛成」
「安心感はあると思う。でも見られているというのはちょっと怖い」

札幌市交通局によりますと、年明けには、さらに東豊線の2編成にカメラが設置されます。

 札幌市交通局高速電車部 菊地裕 車両課長
「安全安心な車内環境の実現に役立てていきたいと思っているので、ぜひ安心してご利用いただけたら」

 札幌市交通局は、2028年度までに東西線と東豊線のすべての車両に、南北線は車両の更新を行う2030年度から2034年度にかけて順次設置する方針です。

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