名古屋駅西側の29日の様子です。摩天楼の足元にはたくさんの在来線が走り、その地下ではリニアの新駅の工事が進んでいる様子が垣間見えます。

また、新幹線ホームのすぐ西側の敷地でも工事は順調に行われています。

これは、名古屋市などが制作に参加したリニア開業後をイメージした「名駅西」のバーチャル映像。
歩道には雲をイメージした屋根が。誰もが楽しめ、落ち着ける空間が広がると見られます。

しかし、リニア開業は当初の予定より大きくずれこむことに。

(街の人)
「移動の時間を短縮できるのはすごく楽しみなので、早く開通してほしい」
「早く(工事が)終わってほしい。ここ(西口)が工事していると遠回りしないといけないので、それが嫌」
「リニアの話を一番最初に聞いたのがだいぶ前。また延期してしまうのではないかという不安が一番大きい」

新しい街へ 独自“リニアグッズ”に込めた思い

こちらは、名古屋駅のそばにある土産物店。店内には独自に開発したリニア関連のグッズもずらり。そんな中で29日、メディア初披露の情報が…

名付けて「リニアクリームソーダ」
一番下の『グレープフルーツゼリー』の上にブルーのソーダを浮かせ、その上にバニラアイス。リニアの車両をイメージした新商品。
今年中に売り出す計画だということです。オーナーの思いはー。

(セレクト土産物店 オミャーゲ名古屋 堀江浩彰さん)
「私自身は駅西の生まれでもあるので、町並み自体は元々見ていた町並みが消えていくのは寂しい部分もあるが、新しい町に変わっていく、いい機会でもあると思いますし、名古屋駅近くでもっと便利になったり人がたくさん来るようになったらいいなと思う」

リニア開業はいつになる?

名古屋でも聞こえてくる期待と不安の声。
リニアの走る未来は果たしてどうなるのか?

(CBCテレビ記者)
Q 現時点でのリニア開業のスケジュールは?

(JR東海 丹羽俊介社長)
「現時点で新たな開業時期を見通すことができない状況が続いている」

29日に行われたJR東海の定例会見で、丹羽社長はこれまで通り明言は避けました。

まだ着工できていない静岡での工事には、10年程度かかるとしていて、仮に今すぐ着工できたとしても開業は2034年以降になる計算です。

(JR東海 丹羽俊介社長)
「早期開業のために静岡工区に1日でも早く着手したいと考えている。
静岡市あるいは大井川流域の市町の皆様とも意見交換を重ねていて、地域の皆様のご理解とご協力を得られように引き続き双方向のコミュニケーションを大切にしながら真摯に取り組んでいきたい」

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