27日に投開票が行われた衆議院選挙。
長野5区は、自民党の前職・宮下一郎さんが7回目の当選を果たしました。
27日午後8時、ほかの4つの選挙区で一斉に当選確実が報じられる中、ただ一つ、議席が決まらない長野5区。
事実上の一騎打ちとなった自民・宮下さんと立憲・福田さんの会場では、支援者たちが固唾をのんで開票の行方を見守りました。
福田陣営 小島康晴選対委員長:
「ほんとの大接戦ということで、我々は挑戦する立場で追いつくところまで来ているので、期待して待ちたいと思います」
午後10時32分、宮下一郎さんに当選確実が。
「ばんざーいばんざーい」
宮下一郎さん:
「今回は重複立候補がないという背水の陣、大変厳しい状況での戦いではありましたけれども、皆様のおかげで大勝利をさせていただきました」
「よかったよかった」
県内で唯一、野党共闘が実現しなかった長野5区。
野党の票が割れたことで、自身も該当した自民党の「裏金問題」などの逆風を受けながらも宮下さんが逃げ切る形となりました。
宮下さんにおよそ9500票差に迫った福田さんは比例での復活当選を決めました。
「ばんざーいばんざーい」
福田淳太さん:
「お前なんかに無理なんだと無理だとよく言われました。自分でも本当に大きな壁に何度もぶつかりました。けれども、日に日に今の弱肉強食の政治変えたいという思い、日に日に有権者の皆様方にご理解いただくようになりました」
知名度が低いながらも30歳という若さを武器に1議席を勝ち取りました。
支援者:
「親戚の子のように思っていたので本当にうれしいです。立派な政治家に、私どもの声を聴く政治家になってほしい」
支援者:
「若いのでこれから末永く、この飯田下伊那のために働いてもらいたい」
一夜明けた28日朝、福田さんは飯田市の事務所で取材に応じました
福田さん:
「こんなに太ってたかなと思いますね(笑)。改めてこれから衆議院議員になるんだという思いを抱きます」
「しっかりと地域を歩いて住民の皆さん、有権者が何に困っているのかしっかりと見て聞いて歩いて国政に反映できるよう精進していきます」
一方、厳しい逆風の中での選挙戦を終えた宮下さんも安どの表情を見せました。
宮下さん:
「政治改革とか政治の信頼回復が大事だという姿勢を大事にして、地域発展の後押しをさせていただきたいと思います」
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