27日夜、小学4年生の長女・杏南ちゃんと万歳をした、注目区・愛知7区で初当選を果たした国民民主党の新人・日野紗里亜さん36歳。

(愛知7区 国民 日野紗里亜氏)
「子どもの未来を子育て家庭の今を支えるために。そしてなによりも政治を生活者の手に取り戻すために。渦中にいる今の私だからこそできることがある」

日野さんは、三つ子の男の子と、杏南ちゃんの4人の子どもたちの母親です。

(日野紗里亜氏)「みんな、いただきます言って食べて」

選挙期間中は急いでご飯を食べさせ、街頭演説に。息つく暇もない日々が続きました。

(日野紗里亜氏)「私らしく笑顔で元気に、楽しく勝ち抜きたい」

そんな日野さんが挑んだのは…

(鈴木淳司氏)「この世界で“文化”と言えば変だが、その認識はあった」

前職の自民党・鈴木淳司さん66歳。総務大臣を務めたベテランです。しかし、派閥の裏金問題でわずか3か月で辞任。60万円の不記載を公表しました。

今回、7期目の当選を目指す選挙戦となりましたが、党本部は比例重複を認めない厳しい判断。まさに「背水の陣」で挑みました。

(鈴木淳司氏)「私、鈴木淳司にうそはありません。もう一度出発しますのでご支援賜りますよう心からお願いします」

長女「難しそう。大臣になったことがあるって言っていたから」

大臣経験のある大物との戦いに、日野さんの長女・杏南ちゃんは…

(杏南ちゃん)「(Q.当選できそう?)難しそうだと思った(相手は)大臣になったことがあるって言っていたから」

27日夜、東郷町にある日野さんの事務所には「当選」の知らせを待つ、杏南ちゃんの姿が。

そして、午後8時、「当選確実」の報道。

(杏南ちゃん)「うれしい」

朝食時に4人の子どもたちに報告「ママ合格できました!」

しばらくして事務所に現れた日野さん。鈴木さんに4万票あまりの大差をつけて初当選。

(日野紗里亜氏)「これから愛知7区をしっかりと守り、支え、より温かく優しい市町にしていく」

そして、一夜明けた28日午前6時。

(日野紗里亜氏)「おはよう~おきて~、朝だよ~」

27日は家で留守番をしていた三つ子たちに、やっとママから当選の報告です。

「ママ合格できました!」
「やった~」
「ありがとう」

職を失った鈴木氏 この先は?「僕 これで生きてきているので」

そして、日野さんは街頭に…

(日野紗里亜氏)「おはようございます」

すると…

(鈴木淳司氏)「おめでとうございます」

戦った鈴木さんとばったり。

(日野紗里亜氏)「『7区をよろしく』と、言っていただいた。7区を守っていきたい」

日野さんと握手を交わした鈴木さんも朝から街頭に。

(鈴木淳司氏)「お世話になりました」

行きかう有権者たちに頭を何度も何度も…

(鈴木淳司氏)「(Q.敗因は?)不徳と力不足。不徳というのは不記載問題。もう1つは社会全体の大きなうねりだと思う」

国会議員として17年あまりのキャリア。その職を失った鈴木さんはこれからどうするのか?

(鈴木淳司氏)「当然、僕これ(政治家)で生きてきているので、いろんな形があると思う」

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