今回の衆議院選挙は1票の格差が是正されないまま実施されたため憲法違反だとして、岡山県内の有権者が選挙無効の訴えを広島高裁岡山支部に起こしました。
訴えを起こしたのは、岡山県内に住む30代から80代の男女4人です。今回の衆議院選挙は、1票の格差を是正するため、岡山県を含む全国の小選挙区で区割りが改定されました。しかし、訴状によりますと全国で最も有権者の少ない鳥取1区の1票に対し、県内の4つの選挙区の1票の価値は0.55票から0.69票しかなく、原告は憲法の「投票価値の平等」に反しているとして、選挙の無効を求めています。
(原告の代理人 賀川進太郎弁護士)
「小選挙区制度をやめて中選挙区とか大選挙区とかいう方法に変えないとこの問題は解決できない」
今回の衆院選について無効を訴える裁判は、香川県など全国各地で起こされています。
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