SNSのやり取りで恋愛感情を持たせ、女性2人から現金をだまし取ったとされる男の裁判がはじまりました。
検察はゲームに課金する金欲しさの犯行で被害は大きいとして、懲役2年を求刑しました。

三重県津市の清水孝之被告48歳はオンラインゲームで知り合った山梨県富士河口湖町と鳥取県の女性2人にSNSで好意を抱かせ、現金などおよそ280万円をだまし取った詐欺の罪に問われています。

28日の甲府地裁都留支部で行われた初公判で、清水被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

裁判で検察側はLINEを使って「頼りになるのはお前だけ」「今の負担は必ず俺が楽にする」などの恋愛感情を持たせるものや、「自分は肺がんで死期が近くゲームを楽しみたい」などウソのメッセージを送り、現金や電子マネーを要求した手口を説明しました。

そして、オンラインゲームに課金する金欲しさの犯行で被害者の経済的・精神的な被害は大きいとして、懲役2年を求刑しました。

一方弁護側は、被害者との示談が成立しているなどとして執行猶予付きの判決を求めました。

判決は11月11日に言い渡されます。

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