東京・歌舞伎町の男性ホストが女性客から売掛金を回収するため、顔を殴って現金を脅し取ったとして逮捕された事件で、ホストが働いていた東京・歌舞伎町のホストクラブが営業停止命令の行政処分を受けたことがわかりました。
この事件は去年9月、新宿・歌舞伎町の男性ホストが売掛金を回収するため、台東区内に駐車していた車の中で返済できないと話す30代の女性客に対し、「うるせえよ、ふざけんなよ」と言いながら顔を殴り、顔面打撲のけがをさせて逮捕されたものです。
男性ホストについて、東京地検は起訴猶予としました。
その後の取材で、都の公安委員会が男性ホストが働いていた歌舞伎町のホストクラブ「KINGDOM」に対し「営業停止」の行政処分を出したことがわかりました。店は来月1日から106日間、営業停止となります。
警視庁によりますと、傷害事件をきっかけに東京都のぼったくり条例が適用され、ホストクラブが営業停止となるのは初めてだということです。
新宿区・歌舞伎町などのホストクラブにおいては悪質なホストの「売掛金」をめぐるトラブルが相次いでいます。
警視庁は「違法行為が確認されれば悪質なホストクラブや風俗店に対して、摘発と併せて行政処分も検討していく」としています。
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