宮城県色麻町では、古くから地域に伝わるゴボウの収穫が行われています。
色麻町で収穫されているのは、伝統野菜の「高城ごぼう」です。地元の農事組合法人が広さおよそ80アールの畑で栽培していて、専用の器具を取り付けたトラクターで土を掘り起こしながら収穫しています。
高城ごぼうは、この地域で1970年頃まで盛んに栽培されていましたが、生産者の高齢化などによって途絶えました。しかし、2008年に栽培が復活し、市場に流通しないことから希少価値が高いゴボウとして人気があります。
農事組合法人下高城ふぁあむ 早坂成弘代表理事組合長:
「今年は夏の猛暑もあったが大変いいものが出来ている。地域の皆さんと若い人たちも含めこの高城ごぼうのおいしさを伝えていきたい」
豊かな香りと、柔らかい食感が特徴の高城(たかぎ)ごぼう。作業は11月上旬まで続き、去年より1トンほど多い10トンの収穫が見込まれています。27日、農事組合法人の直売所で開かれる販売会や11月10日、色麻町で開かれるJAの秋祭りなどで販売されます。
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