全日空のグループ会社が航空機のタイヤの交換が必要だったにもかかわらず、そのまま運航したとして、国土交通省から厳重注意を受けていたことが関係者への取材でわかりました。

先月7日、全日空のグループ会社「ANAウイングス」が運航する福島空港発-伊丹空港行きの小型プロペラ機で、タイヤの空気圧がメーカーが定める基準値に届かなかったにもかかわらず、交換作業を行わずに空気を入れ、運航を行っていました。

全日空によりますと、社内調査で発覚したということで、全日空は今月10日、国土交通省へ報告しました。

国土交通省はきょう、正しい整備手順が守られず事案の発覚も遅れていたなどとして、全日空に対し、厳重注意の行政指導を行いました。

全日空は「大変重く受け止め、再発防止を徹底してまいります」としています。

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