次の衆議院選挙で和歌山１区への出馬を表明していた自民党の鶴保参議院議員が、出馬を断念すると発表しました。

　自民党の鶴保庸介参院議員は、次の衆院選で和歌山１区にくら替え出馬すると表明していました。しかし、28日午後の会見で鶴保議員は、政治とカネの問題をめぐって和歌山選出の二階元幹事長が次の衆院選に出馬しないことや世耕元参院幹事長が離党したことなどを挙げ、「出馬表明時とは状況が変わり、参院にとどまることを望む声が増えた」などとして出馬断念を発表しました。

　（鶴保庸介参院議員）「県議会議員の有志の皆様および県下町村長の方々より衆院への転出をやめ、参議院のままとどまるようにと要請がございました。これらの声に私は従わざるを得ない」

　このタイミングでの断念について鶴保議員は、「６月に解散があるかもしれないと言われる中、１区の新たな候補者を選考する時間を確保するためには今しかないと考えた」と説明しています。

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