2023年10月、浜松市天竜区水窪町で自宅に火を付け住宅6棟を全焼させた罪に問われている男について、静岡地裁浜松支部は被告人の死亡により10月18日付けで公訴棄却としていたことがわかりました。

公訴棄却となったのは、浜松市天竜区水窪町の無職の男(当時89歳)の現住建造物等放火の罪を問う裁判です。

起訴状などによりますと被告は2023年10月、水窪町の自宅で家に火を付ければ近隣の住宅に火が移る危険性があると分かっていながら自殺をするために火を付け、住宅計6棟を全焼させた罪に問われていました。

8月26日に行われた初公判では被告は起訴内容について「間違いありません」「とにかく家族に見捨てられて苦しかったんです」などと述べていましたが、2回目の公判中に被告の体調が急変し、裁判は中断していました。

その後被告人が死亡したため、地裁浜松支部は10月18日付けで公訴棄却し、裁判を打ち切りました。

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