2004年10月23日の17時56分に発生した『新潟県中越地震』から20年がたち、長岡市の川口地域でも地震を経験していない世代が増えていますが、子どもたちは地震や防災について学び、全国の被災地のために活動しています。

「いらっしゃいませ!」

23日の朝から長岡市の道の駅・あぐりの里でお米を販売しているのは、川口小学校の18人の5年生たち。

中越地震の震源地に近い田んぼで育てた『震央米』。
子どもたちが春に田植えとし、9月に稲刈りをしたお米です。

【購入者】
「子どもたちがこんな頑張ってるのに、私たちも何もやらないんじゃね。少しでも…と思いました」

お米は1時間で80袋ほど売れました。

「みんなが買ってくれたのがうれしかったです」
「震災に遭った人々に、たくさん食べてもらうのを願っている…」

子どもたちは、この『震央米』の新米も能登半島地震の被災地である石川県に送り、仮設住宅の住民にも食べてもらおうと準備を進めてきました。

「みんなに食べてもらえるといいなあ、これ」
「石川の皆さんが元気で健康に暮らせますように、ってメッセージを書きました」

『震央米』は今日の売上金とともに、NPO法人を通じて能登半島地震の被災地に寄付されます。

被災地の子どもたちに受け継がれた復興への思いが、全国へ広がっていきます。

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