全国警察白バイ安全運転競技大会の「バランス走行操縦」で、大分県警交通機動隊に所属する鈴木駿輔隊員が優勝を果しました。日本一となった巧みな技術はどんなものか――訓練の様子を取材しました。

鈴木駿輔隊員(30)は、白バイ歴4年で、小さいころから好きだったバイクや車に携わる仕事をしたいという思いから入隊しました。

(鈴木隊員)「白バイの運転は、速度が遅い中にも技術がかなりつまっているので、そういったところを見て自分も白バイ隊員になりたいと思い志望しました。恵まれた環境にいることができて幸せだと思います」

念願の交通機動隊に配属されてからは、全国の警察官が集まって白バイの運転技術を競う全国大会を目標に訓練を重ねてきました。

今年、茨城県で開催された大会に2年ぶりに出場。8の字走行や旋回時の正確さを競うバランス走行操縦の種目では、落ち着いた走りで、1000点満点中996点という高得点を獲得。全国から出場した99人の中で日本一に輝きました。全国優勝は大分県警では初めてです。

(鈴木隊員)「優勝は素直にうれしかったです。練習通り、大会本番でも出せたことが結果につながったと思う」

23日は大会の報告会が開かれ、小笠原章悟隊長が鈴木隊員に対し、「大会・訓練の経験をほかの隊員にも伝えてほしい。そして事故抑止、県民の命を守るための指導・取り締まりをお願いしたい」とあいさつしました。

(鈴木隊員)「死亡事故が1件でも少なくなるように白バイの運転技術をあげ、安全に取り締まりができるように今回培った技術も活用していきたい」

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