投開票日まで、あと5日となった衆院選。鹿児島県内では4つの選挙区に12人が立候補しています。

鹿児島1区は、参政党新人の昇拓真さん、自民党前職の宮路拓馬さん、立憲民主党比例九州前職の川内博史さん。

2区は、参政党新人の矢竹ゆかりさん、共産党新人の松崎真琴さん、無所属前職の三反園訓さん、日本維新の会新人の辻健太郎さん、自民党比例九州前職の保岡宏武さん。

3区は、立憲民主党前職の野間健さん、自民党比例九州前職の小里泰弘さん。

4区は、自民党前職の森山裕さん、社民党新人の山内光典さんが立候補しています。

今回の選挙の争点と立候補者の訴えをお伝えします。次に、人口減少対策や地域活性化についてです。

鹿児島県内の人口の推移です。9月1日時点で153万2000人あまり。昭和30年=1955年のピーク時からおよそ70年間で51万人以上減少しています。

街の人たちからは
「企業誘致で若者の県外流出を引き留める」
「所得制限なしで子育てに関する補助を受けられるようにしてほしい」
「若者の給料を上げてほしい」
などという声が聞かれました。

立候補者はどんなことに取り組もうとしているのでしょうか。

人口減少対策&地域活性化について

鹿児島1区

(昇拓真候補 参政・新)「減税して積極財政で、まず経済を回す。お金の余裕がないと子どもも産めないし、何もできないので。そういうところを変えたい」

(宮路拓馬候補 自民・前(3))「海外から人や投資を呼び込み、人口の減少をカバーする、あるいはそれを上回る生産性の向上を成し遂げる」

(川内博史候補 立民・比例前(7))「給料を上げていくと、みんな安心して暮らせて、子どもを産み育てやすい社会になるので、生活を徹底的に支援する政治」

鹿児島2区

(矢竹ゆかり候補 参政・新)「結婚しないのではなく、結婚できない。なぜか、お給料が少ないから。まずは所得を上げていくことからが根幹」

(松崎真琴候補 共産・新)「農林漁業・地場産業をいかに守っていくかがカギを握っていくと思う。鹿児島で暮らしていける、そういう地域をつくっていくことが活性化につながっていくと思う」

(三反園訓候補 無・前(1))「若い農家の方のお世話を支援していく。それと同時にインフラ、つまり道路を整備することによって企業を誘致していく。その整備が必要だと思う」

(辻健太郎候補 維新・新)「現役世代の不足をテクノロジーで埋め合わせることによって、まずは地域のサービスを維持する。その上で、子育て支援、現役世代の支援を行いながら人口を増やしていく」

(保岡宏武候補 自民・比例前(1))「稼ぐプロを増やすしかない。行政主導の地方創生ではなくて、民間が中心となって稼いでいく地方創生。行政や政治はそれをサポートする」

鹿児島3区

(野間健候補 立憲・前(3))「自治体にきちっとお金を渡して、自分たちの知恵で誘致をするのもいい、何をするのもいい、自由に使って本当の地方創生をやってくださいと任せてやることが必要」

(小里泰弘候補 自民・比例・前(6))「地域の基幹産業である農業、観光の振興、そして町の活性化を図り、都会から地方への新たな人の流れをつくっていきたい」

鹿児島4区

(森山裕候補 自民・前(7))「都市部から地方への移住というのも非常に進みつつある。いい先例もあるので、しっかり検証してさらに拡大をしていく」

(山内光典候補 社民・新)「結婚できる賃金と暮らしが一番。非正規雇用の正規職への転換を推進して、雇用と収入を安定させることを実現する」

▶衆院選・争点「経済対策・人口減少対策・地域の活性化」 立候補者12人の主張は(1)を見る

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