「入所者への虐待があった」として、鹿児島県指宿市の高齢者福祉施設が指定の一部停止処分を受けました。
今月3日付けで、6か月間の指定の一部停止処分を受けたのは、指宿市東方のグループホーム「すもも」です。
市によりますと、すももでは今年3月、新型コロナに感染した入所者に、医師の処方箋なしに薬を投与していました。
これをうけ、市が介護保険法に基づく監査を行ったところ、施設ではおととし8月から去年6月までに、入所者に対し複数回、虐待が行われていたということです。
市は人格尊重義務違反にあたるとして、来月から6か月間、新規利用者の受け入れ停止などの処分を出しました。
当時施設には入所者9人がいましたが、市は「被害者や加害者の特定につながる」として、虐待の内容やけががあったかどうかのほか、加害者が施設の職員かどうかも含めて明らかにしていません。
グループホーム「すもも」は、県議会議員の小園成美さんが施設長を務めています。施設は「担当者がいないのでコメントできない」としています。
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