けさ早く、東京・永田町の自民党本部に男が火炎瓶のようなものを投げ込みました。男は直後に、総理官邸に車で突っ込もうとしましたが、警視庁に現行犯逮捕されています。
午前6時前、千代田区永田町の自民党本部前に、軽ワゴン車で近づいてきた男が降り、火炎瓶のようなものを5本ほど投げ、一部が敷地の中に落下しました。
男は車でそのまま逃走し、600メートルほど離れた総理官邸前の柵に車で突っ込みましたが、警察官に向け、発煙筒のようなものを投げたため、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。
警視庁公安部によりますと、現行犯逮捕されたのは、埼玉県川口市の職業不詳、臼田敦伸容疑者(49)で、取り調べに対し黙秘しています。
この事件で、自民党本部の入り口付近が焼けたほか、機動隊の車両の一部も燃えましたが、けが人はいませんでした。
臼田容疑者が乗っていた車の中には火をつけた跡があり、液体が入ったポリタンクや、2本の着火剤を粘着テープで瓶に巻き付けた火炎瓶のようなものが複数見つかったということです。
公安部は動機などを調べています。
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