北朝鮮による拉致被害者、曽我ひとみさんが香川県の高校を訪れ、「問題を風化させることなく早期解決を」と訴えました。
(曽我ひとみさん)
「拉致問題は一向に進展が見られていないのです。母のことを思うとこの先の一年が、たったの一日がもう待てない」
善通寺市の尽誠学園高校で行われた講演会には、教職員などおよそ60人が出席しました。46年前、母親とともに北朝鮮に拉致された曽我さんは24年前に帰国を果たしましたが、母親の消息は現在も分かっていません。
拉致被害者や家族の高齢化が進む中、若者たちに拉致問題について理解してもらい、決して風化させてはならないと訴えました。
(曽我ひとみさん)
「自分たちができることは何なんだろうということを、若い人たちにもしっかりと考えてほしいと思っています」
高校では拉致による人権侵害について、生徒に伝えることにしています。
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