「闇バイト」をした男性の自宅に強盗をしようとしたとして、男2人が逮捕されました。この男2人も「闇バイト」で指示を受けていて、「トクリュウ」と呼ばれる犯罪グループ内でのトラブルとみられています。
強盗予備の疑いで逮捕されたのは、住居不詳・会社員の熱田和樹容疑者(33)と東京都大田区の建設作業員の18歳の男です。
警察によりますと、熱田容疑者ら2人は、今年8月31日、さいたま市の男性(32)の自宅から金品を奪い取る強盗目的で鈍器を所持した疑いがもたれています。
捜査関係者によりますと、熱田容疑者らは秘匿性の高い通信アプリを通じ、「闇バイト」の指示役から「ガラスを割って侵入しろ。60代の両親に暴行や脅迫をして金品を奪え」という趣旨の指示を受けていたということです。
被害者の男性もまた、スマートフォンを購入して運ぶ「闇バイト」をしていて、熱田容疑者らの事件の4日前に、報酬を受け取るため、さいたま市内の公園で待っていたところ、別の男2人に暴行・監禁されていました。この男2人も「闇バイト」で指示を受けていたということです。
熱田容疑者らは、神奈川県警が関東で相次ぐ強盗事件で逮捕した容疑者のスマホを解析したところ、関与が浮上したということです。
警察は「匿名・流動型犯罪グループ」、通称「トクリュウ」の内部トラブルとみています。
また、関東で相次ぐ強盗事件とも関連があるとみていて、指示役の特定を急いでいます。
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