アサリの産地偽装、まだ行われていました。

佐賀県によると、佐賀県鳥栖市の水産会社が「中国産」と「韓国産」のアサリやその加工品あわせて200キロ以上を「熊本産」と偽装して販売していました。

県が18日、是正などを指示しています。

「熊本産」手に入らず1年前から

アサリの産地を偽装し是正を指示されたのは鳥栖市古賀町の的野水産です。

佐賀県によりますと、的野水産は、少なくとも今年3月から7月までの間に「中国産」と「韓国産」のあさり115キロを「熊本産」と偽装して販売していました。

また、あさりの加工品104.5キロについても、「中国産」を「熊本産」と表示して販売していました。

熊本県から佐賀県に情報提供があり、佐賀県が9月3日に立ち入り検査を行ったことで産地偽装が発覚しました。

これを受け佐賀県は18日、食品表示法に基づき是正の指示などを行っています。

佐賀県の聞き取りに対して的野水産は、「2年ほど前から熊本産が入らなくなり、最初は外国産のものをそのままの表示で売っていたが、売れ行きが悪くなりロスが増えるので、1年ほど前から産地を熊本産と偽装した」などと話しているということです。

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