県内でも5億円に近い被害が確認されているSNS型投資詐欺についてです。
詐欺の被害を未然に防いだとして、宮崎市の銀行員2人に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、宮崎銀行南宮崎支店に勤務する矢野暁寛さんと河野美樹さんの2人です。

警察によりますと、先月2日、2人の勤務先に80代の男性が訪れ、ATMで150万円を振り込もうとしていたことから河野さんが送金理由をたずねたところ、男性が、SNSで知り合った人物から投資話を持ち掛けられていたことが判明。
河野さんは詐欺の疑いがあると考え、上司の矢野さんに報告し、連携して警察に通報するなどして被害を未然に防ぎました。

(宮崎銀行南宮崎支店 河野美樹さん)
「受取人の名前が明確ではなかったので、こちらの聞き取りを丁寧にしていく中であやしいなと感じた」

(宮崎銀行南宮崎支店 矢野暁寛さん)
「丁寧に話を聞いて『詐欺ではないですか?』という確認をしながら、引き続き警察と連携して特殊詐欺防止に努めてまいりたい」

県内では、今年、SNS型投資詐欺の被害が先月末までに42件確認され、被害総額は4億8000万円余りに上っています。

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