今回の衆院選から区割りが変更された自治体では、限られた時間の中で投票率を上げる取り組みが行われています。

期日前投票が始まった16日、福島県の須賀川市役所では担当者らが選挙に向けた準備に追われていました。

須賀川市選挙管理委員会・関根厚事務局長「急な選挙が決まったので、いろいろ準備は期間が短いので大変でしたが、なんとか無事スタートできたので安心している」

須賀川市は、今回から小選挙区の区割りが福島3区から2区へ変更。有権者の反応は…。

80代・主婦「今までよりもいいかな。すっきりした。郡山と近いから人数多いところで一緒になったのもいいのかな」

Q.須賀川市は何区になったか分かりますか?
60代・技術開発職「ちょっと分からない。離れているから、須賀川の中で。区割りはあまり気にしない。候補者が誰で何人当選かというのだけは意識する」

50代・会社員「今まで選挙活動されていた方がいなくて、今までしていなかった方が事前にあいさつに来たりとか、人を見るためには時間が少なすぎる」

ここ2回の衆院選で投票率が上昇している須賀川市では、選挙に関心を持ってもらうための独自の取り組みが行われています。

例えば、若い世代に選挙への関心を持ってもらうために、通常の期日前投票所のほかに市内の高校などに移動式の投票所を設置。さらに、新しく有権者となった市民には、国政選挙から市政の選挙まで投票をすると記念のシールを貼ることができる選挙パスポートを配布しています。

須賀川市選挙管理委員会・関根厚事務局長「選挙のきっかけとして活用していただいて、ずっと継続して投票してもらいたいという思いで選挙パスポートを作りました」

パスポートに貼るシールは須賀川市内の投票所で配布されています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。