JR大分駅前の広場で、屋外授乳室の壁に穴を空けられる被害があり、大分市が防犯カメラを調査した結果、利用者の半数以上が男性で、喫煙や飲酒といった目的外の利用だったことがわかりました。
JR大分駅北口前の広場にある屋外授乳室では9月24日、壁に穴が空いているのが見つかりました。穴は直径約50センチで、大分市は警察に防犯カメラの映像と被害届を提出しています。
事件を受けて、市が防犯カメラに録画されている9月から10月までの9日間のデータを調査した結果、授乳室の利用者は74人で、このうち「男性」は52人、「女性」は22人でした。
乳幼児を連れた利用者は1組のみで、それ以外は、カップラーメンやたばごを手にして入室する姿などが記録されていたということです。
喫煙や飲酒・飲食による目的外入室のほか、授乳室としての利用が少ないことが判明し、市は10月23日夕方に授乳室を閉鎖することを決めました。
市の担当者は「本来、お母さんに気持ちよく使ってもらう施設ですが、破損がみつかり調査した結果、目的外の利用がほとんどで残念です。たばこの吸い殻や空き缶などのごみの散乱も常態化していて、閉鎖を決定した」と話しています。
授乳室は、9月20日の午後3時から午後10時の間に被害にあったとみられ、警察は引き続き、建造物損壊の疑いで捜査しています。
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