農作物が霜の害に遭わないよう願う、熊本県阿蘇市の霜神社の「火たき神事」で、16日、最後の神事が行われました。
火たき神事は、ご神体を59日間火で温め、農作物が早霜の害に遭わないように願うもので、国の重要無形民俗文化財にも指定されている阿蘇の農耕祭事です。
「乙女あげ」といわれる16日の神事では、今年「火たき乙女」を務めた小学4年生の荒木陽莉(ひまり)さん(10)が、祖母のとき子さんとご神体を温め続けた火を鎮めました。
「消えた 消えました」
ご神体は、このあと氏子たちによって、火たき殿から約200メートル離れた本殿へと戻されました。
火たき神事が終わると阿蘇地方では、初霜が降りる時期を迎えます。
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