2024年10月1日から15日までの間、大山山系では7件の遭難救助事案が発生しました。同じ期間の発生件数としては記録の残る過去3年間で最多で、警察が注意を呼びかけています。
7件の遭難事案は以下の通りです。
(1)10月5日(土) 19歳・県外の男性 登山届あり 登山中に体調不良となり救助要請
(2)10月6日(日) 23歳・県内の男性 登山届あり 下山中に道に迷い救助要請
(3)10月13日(日)51歳・県外の女性 登山届なし 登山中に転倒し、膝を負傷。体調不良となり救助要請
(4)10月14日(月・祝)81歳・県外の女性 登山届なし 登山中に前方を歩く夫が転倒した際に巻き込まれ転倒。負傷したことにより救助要請。
(5)10月14日(月・祝)63歳・県内の女性 登山届なし 登山中に足首を負傷し、救助要請
(6)10月14日(月・祝)86歳・県外の男性 登山届あり 下山中の体調不良により救助要請
(7)10月14日(月・祝)21歳・県外の女性 登山届なし 下山中に足の痛みおよび体調不良を訴え救助要請
これらの遭難救助事案について琴浦大山警察署地域課は、
▼7事案のうち5事案の当事者が県外者であること
▼10代から80代まで、幅広い年代の方が当事者となっていること
▼転倒や体力の限界、気分不調によるものが6事案と多いこと
▼土曜、日曜、祝祭日に発生していること
などの特徴が挙げられるということです。
今後も秋の紅葉シーズンなど、登山を予定する人が多くなる中、
▼無理のない計画を立て、経験・技術・体力を考慮した余裕のある登山計画を立てること
▼単独や初心者だけの登山を避けること
▼十分な水分や食料、天候や現場環境に合わせた装備品を準備すること
▼登山計画や連絡方法などを家族や知人に伝えておくこと
▼登山届を必ず提出すること
この5つを遵守してほしいとしています。
また、これからは日没が早くなり、暗くなると救助活動が困難になることも想定されるため、体調不良、登山に支障がある症状が生じた場合には、無理をすることなく、早めに下山すること。行動出来なくなった際には、早期の救助要請を行うよう呼びかけています。
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