15日公示された衆議院選挙。16日注目するのは、北海道函館市など北海道南部が選挙区の北海道8区の戦いです。
立候補しているのは、届け出順に立憲民主党の前職、逢坂誠二氏65歳。共産党の新人、本間勝美氏56歳。自民党の新人、向山淳氏40歳の3人です。
公示の4日まえ、立憲民主党の逢坂誠二氏は函館市の市場にいました。
市場関係者
「小さい個人商店レベルだから、商売を維持するのが大変だ」
立憲・前 逢坂誠二候補(65)
「市場の中も、昔に比べれば荷物の高さが全然違う」
「見て分かるとおり、どんどんみんな抜けていく。ずっとこの国の政治をやってきた今の政権の皆さん、こんな状態にしちゃった。やっぱり、おかしい。」
モットーは「歩く、歩く、聞く、聞く」。函館朝市でもあいさつ回りです。
立憲・前 逢坂誠二 候補(65)
「三度の食事よりもそばが好き」
大好物のそばを黙々とすする逢坂氏。この時、党の道連代表としてある決断をしていました。
比例代表の重複立候補で、女性議員を増やすため女性候補の名簿順位を「優遇」することを決め、自分は、その責任者として重複立候補を取り下げました。退路を断って6期目を目指します。
自民党の新人、向山淳氏。埼玉県出身で去年7月の公募で候補者に選ばれました。慣れない土地で頼りになるのは家族です。
夫・哲史さん
「現職ではないので、しっかり秘書さんが何人もいて、という体制にはなかなかできないので」
生まれたばかりの長女を連れてハーバード大学に私費で留学。働く女性の代弁者になりたいと政治の世界に飛び込んだ向山氏。
記者
「お母さんは好き?」
長女
「好きー」
この日も長女を児童クラブに送り届けて政治活動へ。
自民・新 向山淳 候補(40)
「大変な思いをしながら(仕事と育児の)両立をしている方もたくさんいると思う。そういう方の思いを共有できる」
一方、過去2回、野党共闘で候補者を見送った共産党は今回、新人の本間勝美氏を擁立しました。
共産・新 本間勝美 候補(56)
「人口減少が函館道南の最大の課題。この課題を解決していくには、残念ながら自民党政治を変えてかないといけない」
大間原発の建設中止や安保法制の廃止を訴え、小選挙区とともに党として比例票の上積みを狙います。
3選挙ぶりに3人が立候補した北海道8区。投開票は27日です。
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