新米の出荷が進み9月からのコメ不足も解消しつつありますが北海道産米の新たな品種「そらきらり」が本格デビューしました。その実力を取材しました。

ふっくらと炊きあがった新米。部屋中に香ばしい香りが広がります。

 16日、岩見沢市で開かれた空知産の新米をPRする試食会です。

 並んでいるのは、お馴染みの「ゆめぴりか」「ふっくりんこ」「ななつぼし」。

 そして、期待の新星、「そらきらり」です。

米どころ=空知地方の「そら」とつやつや「きらり」と光ることからその名がつきました。

 道民なら誰もが知っているあの「きらら397」の後継品種として去年、新品種登録されました。

 その特徴は、加工を前提とした中食や外食向けの業務用であることです。

 さらに、いもち病に強く農薬の使用を減らせるためコストを抑えて安定した収穫が見込めます。肝心の「そらきらり」の味は。

貴田岡結衣記者
「ゆめぴりかと比べては甘みは少なく、さっぱりした印象。とてもおいしいです」

 ホクレン岩見沢支所 木村耕太 課長
「北海道の中でも空知でいっぱい米を作っている中で生まれた品種。「そらきらり」が全道に広まって、空知が引っ張って作付けが増えていけば」

 「そらきらり」は今後、主力の業務用米として「きらら397」との置き換えを進めながら栽培を増やしていくことになります。

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