総務省の職員などになりすまし、鹿児島市の女性から現金およそ700万円をだまし取ったとして、受け子とみられる東京都の17歳の少年が逮捕されました。現金を送らせた先は、別の事件で使われた部屋と同じでした。
詐欺などの疑いで逮捕されたのは、東京都の17歳の無職の少年です。
県警によりますと、少年は今年7月下旬から8月中旬にかけ、犯行グループと共謀し、鹿児島市の70代女性に複数回にわたりうその電話をかけ、現金700万円をだまし取った疑いです。
グループは、総務省の職員や警察官などになりすまし、「犯人があなたの銀行口座に入金している。あなたの身柄を拘束しないためには、口座のすべての紙幣番号を確認する必要があるので、現金を送ってほしい」などと、女性に複数回電話し、東京都のアパートの空き部屋に現金を送らせたということです。
女性はその後、詐欺未遂の被害にもあっていて、県警のだまされたふり作戦で東京都の男が現行犯逮捕されています。今回の現金700万円の送り先は、8月下旬に現行犯逮捕された男が現金を受け取ろうとした場所と同じ、都内のアパートの空き部屋でした。
少年の認否について県警は、「捜査に支障があるとして」明らかにしていません。県警は、今回逮捕された少年は受け子とみていて、犯罪組織の全容解明を進めています。
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