衆議院議員選挙がきょう公示され、県内では3つの小選挙区に10人が立候補しました。
各候補者の第一声です。
県1区に立候補したのは、届け出順に、立憲民主党の新人・原田和広(はらだ・まさひろ)さん、共産党の新人・三井寺修(みいでら・おさむ)さん、自民党の前職・遠藤利明(えんどう・としあき)さんの3人です。
原田和広(立憲・新)「大企業には相応の負担をしていただく。一方で逆に中小企業の法人税を引き下げる。そうやって中小企業の負担を減らすことそれによってこの山形でも時給1500円は私は十分可能だと思っています。東京に人を取られることもなく逆に東京から若者を呼び戻すことができるようになる。農家の所得もしっかりと保証していかなければならない。食料自給率100%というのは真の独立国家にとっては当たり前のことです。そのないがしろにされているものを支えるのはこの山形県じゃないでしょうか。山形県にたくさんの若者が東京や首都圏から戻ってきて、そして就農をする。そこにしっかりと所得を保証する。これが立憲民主党が考えている新しい形の戸別所得補償の拡充なんです」
三井寺修(共産・新)「疑惑隠し争点隠し。これこそまさに党利党略の解散。とても許せるものではありません。消費税を5%に減税することこそもっとも有効で抜本的な対策となります。年金・医療・介護の問題は若い世代にとっても大変な事態です。賃上げと正社員化を一体に行うことによって安定した年金財政を確立します。健康保険証の廃止、マイナ保険証への一本化をやめさせ、高齢者いじめの医療費負担増をやめさせます。ぜひ実現しようではありませんか」
遠藤利明(自民・前)「党と国会において引き続き政治にかかるお金の入りと出を透明にし国民のみなさんの信頼回復に努めなければなりません。最上や庄内、1000億円を超える大水害でした。こうした総合治水対策。同時に農業も大変だなと思っています。去年は一等米比率ずいぶん下がっちゃったねと皆さんから指摘もいただいております。技術開発、品種改良などこの異常気象による農業に対ししっかりと支えていかなければならない。医療・年金・介護まだまだやらなければならない仕事はあります」
■県2区
県2区に立候補したのは、自民党の前職・鈴木憲和(すずき・のりかず)さん、共産党の新人・岩本康嗣(いわもと・こうじ)さん、れいわ新選組の新人・二藤部冬真(にとうべ・とうま)さん、国民民主党の新人・菊池大二郎(きくち・だいじろう)さんの4人です。
鈴木憲和 候補(自民・前)「国が行う地方創生の様々な政策をこの山形に持ってくる。どこの県よりも山形の、山形2区に持ってくる、この仕事をやらせていただきたいと思っています。米の世界をもっともっと可能性のあるものに広げていく。私たちの食や農業をもっともっと世界に出していって付加価値を付けていこうではありませんか。そのときに47都道府県の中で最もおいしいものを作っているこの山形県に光が必ず当たります。みなさんと一緒にそんな農政の転換やっていきたいと思っている」
岩本康嗣 候補(共産・新)「裏金事件、許せない。この問題です。もう一つは、暮らしが大変だと。物価高に加えて、なんで米作りの地域で米が食べられないのか、この問題です。国民、犠牲にして大株主、大金持ちだけが儲かるこんないびつなこんな脆弱な経済はもうやめにしようじゃありませんか。最低賃金引上げ、時給1500円以上、実現できるんだとこのことを言っているのは、共産党だけなんです。平和外交の努力でこそ、平和な社会が実現できる、戦争をやめさせることができる。これを私たちは確信しております」
二藤部冬馬 候補(れ新・新)「地方自治体は財政難。地方自治体では今壊滅的な少子化、人口減少が起きています。生活の不安定さが根底にあります。じゃあどうすればいいか。失われた30年を取り戻す。経済政策が急務。この国を衰退させてきた消費税をまず廃止にする。そして社会保険料の減免。今やるべきことは、大企業や資本家の声ではなく、地方に住んで困っている人たちの声を聞いて
政治にしっかり届けることです。東北にこそ積極財政。れいわ新選組が先頭に立ちます」
菊池大二郎候補(国民・新)「みなさん、これほど地域・地方の声が国政に届かなかったことはなかったのではないでしょうか。地域の本音をまさに今こそ国のど真ん中に届けようではございませんか。災害対策を抜本的に見直しそしてエネルギー価格の高騰・物価高で苦しめられている県民の皆さんの手取りを増やしていく。
そうやって安心と安全、暮らしを守るために、この地域の本音をこの地域の声を新しい国づくりに変えていくために身を粉にしてこの12日間戦って参る所存であります」
■県3区
県3区は、立憲民主党の新人・石黒覚(いしぐろ・さとる)さん、共産党の新人・山田守(やまだ・まもる)さん、自民党の前職・加藤鮎子(かとう・あゆこ)さんの3人です。
石黒覚 候補(立憲・新)「若者たちが何度でも挑戦できる地域、国。子どもたちが未来に本当の意味での希望と目標がひらけていくその未来が危ういと思っているきょうです。政権交代こそ最大の政治改革。そして私石黒覚に課せられる役割は庄内、最上の大地、未来を守り抜くその役割でございます」
山田守 候補(共産・新)「こんな政治でいいのか。多くの国民からこのような声が上がっています。私は賃金の問題が最大の問題だと思います。若者の話を伺いますと、賃金があまりにも少なくて、結婚はしたいけれども結婚する決意にはなかなかなっていかないんです。30年間賃金が上がらない労働者がいる一方で、これだけ大企業に利益が溜まっている。多くの大企業の内部留保、これを一部でも活用して少子化問題、7時間週35時間、安心して暮らせる社会をみんなで作っていく」
加藤鮎子 候補(自民・前)「まだまだ復旧復興は仕事がたくさん残っております。どうか皆様方と力を合わせて一歩一歩前に進めてまいりたいと思います。そしてこの地域で若い方々が魅力を感じて定着をし子どもを産み育てていく。そういう環境を作ってまいりたいと考えております。そのためには、やはり経済です。地域の魅力はたくさんございます。どこに行っても全国に自慢ができる。そういう地域がこの庄内、最上でありますが、経済という点でもっともっと豊かでそして安心して子育てもできる。そういう環境を整えて参りたいと思っています」
きのう現在(14日)の県内の有権者数は、1区が29万7674人、2区が30万1644人、3区が27万5204人です。
衆院選の投票と開票は今月27日で、あすから期日前投票も始まります。
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