岡山県津山市の特別養護老人ホームで、職員から虐待を受けたとして、元入所者の親族らが損害賠償を求める裁判を岡山地裁に起こしました。施設側は虐待について、「事実無根」としています。
岡山地裁に提訴したのは、津山市にある特別養護老人ホーム「愛和荘」に入所していた男女5人の親族です。
親族は、元入所者の5人が2018年から2021年までの間に、複数の職員から日常的に怒鳴られたり、顔や足を叩かれたりするなどの虐待を受けたとして、施設を運営する社会福祉法人・愛和会に対し約1億2000万円の損害賠償を求めています。5人はすでに亡くなっています。
(原告 岸本智子さん)
「あったことを隠すんじゃなくて、こんなことがありましたという真実を私たちは知りたいです」
愛和会はRSKの取材に対し、「施設では虐待行為をしておらず事実無根、訴状が届いたら対応する」としています。
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