衆議院議員選挙が15日公示され、長崎県内3選挙区にはこれまでに12人が立候補を届け出ました。

立候補の受け付けは15日午前8時半に始まりました。衆議院の小選挙区はおととし区割りが改定され、長崎県では今回の衆院選から選挙区が4から3に1つ減りました。

長崎1区にこれまでに立候補を届け出たのは、届け出順に日本維新の会・新人の山田博司候補、共産党・新人の内田隆英候補、参政党・新人の黒石隆太候補、自民党・新人の下条博文候補、国民民主党・前職の西岡秀子候補の5人です。

山田候補は「政治とカネの問題」を解決し、有権者のための政治を作っていきたいと訴えました。

山田候補:
「本当の政治改革を実践しているのは日本維新の会です。この山田博司とともに新しい政治を作っていこうではありませんか」

地方議員を30年勤めた内田候補は、自民党派閥の裏金問題や与党の政権運営などを厳しく批判しました。

内田候補:
「裏金問題や統一協会との癒着の問題の真相解明を行い、深刻な物価高騰対策に実行力のある対策を取る」

黒石候補は、政治家の世襲を批判した上で「しがらみのない政治」を実現させると支援者に呼びかけました。

黒石候補:
「国民が集まって国民の声を政治に届けるための政党が参政党、黒石隆太がいることを長崎の皆さんに伝えていきたい」

下条候補は「一次産業の支援」を政策として掲げ、人口減少対策に取り組むと決意を述べました。

下条候補:
「自民党に新しい風を巻き起こし政治改革の先頭に立っていくことを皆さんにお約束します。長崎再生に向けて全力を尽くします」

西岡候補は「長崎の経済はまだまだ厳しい状況にある、党の政策の柱である賃上げを実現させる」と訴えました。

西岡候補:
「長崎市民の大切な1議席を7年間お預かりをさせていただきました。皆様の思いを国政に伝えさせてください」

長崎2区にはこれまでに届け出順に、自民党・前職の加藤竜祥候補、立憲民主党・前職の山田勝彦候補、参政党・新人の高木聡子候補(高ははしごだか)、日本維新の会・新人の横田朋大候補の4人が立候補しています。

長崎3区にはこれまでに届け出順に、日本維新の会・新人の井上翔一朗候補、自民党・前職の金子容三候補、立憲民主党・元職の末次精一候補の3人となっています。

今回の衆院選では、物価高対策などの経済政策や政治とカネの問題などを争点に12日間の選挙戦が展開されます。立候補の受付は15日の午後5時までで、投票は今月27日に行われ即日開票されます。

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