政府は15日、中国軍が14日に台湾周辺で軍事演習を行ったことをめぐり、中国側に「懸念」を伝えたと発表しました。
青木一彦 副長官
「政府といたしましては、関連の動向について重大な関心を持って注視しており、中国側に対して我が国の懸念を伝達いたしました」
政府は、今月13日から14日にかけて中国海軍の空母「遼寧」を含む艦艇2隻が与那国島の南方の海域を航行し、「遼寧」の艦載機の発着艦を確認したとしています。
青木副長官は「海上自衛隊の護衛艦により、警戒監視、情報収集を行い、艦載戦闘機の発着艦に対し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させた」と述べ、引き続き中国海軍艦艇の日本周辺海域での動向を注視していく考えを示しました。
こうした事態を受け、政府は中国側に対し懸念を伝えたということです。
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