第50回衆議院選挙が10月15日公示され、近畿2府4県の小選挙区には、午前11時までに194人が立候補を届け出ています。
衆院の1票の格差を是正する「10増10減」で小選挙区の区割りが変わった和歌山2区には、御坊市や橋本市などが含まれます。2区に立候補したのは、届け出順に、次の5人です。
共産党の新人で元和歌山県議の楠本文郎さん(70)は、「政治と金」の問題が取りざたされる中、「クリーンな政治」を訴えます。
(楠本文郎さん)「今回の総選挙で一番問われているものは裏金問題なんですね。私利私欲なく働く、そういう議員を目指して頑張る」
立憲民主党の新人で元和歌山市議の新古祐子さん(52)は、地域食プロデューサーとして商品開発に携わってきた経験から「地域経済の活性化」を訴えます。
(新古祐子さん)「地域活性を目指し、また、世襲制を弾圧し、そして防災減災に取り組み、女性が活躍する社会にしていきたいと考えます」
自民党からは新人で二階俊博元幹事長の秘書を務めた三男の二階伸康さん(46)が立候補。「一極集中からの脱却」を訴えています。
(二階伸康さん)「地方にもう一度元気や活力を戻す。私が持ち得る武器、それは若さと故郷への思いです。これだけは誰にも負けません」
諸派で政治団体代表の新人、高橋秀彰さん(42)は、国内自給率のアップなど農業に関する政策のほか、「既存政党が行ってきた政治が生きづらい世の中を招いた」と訴えます。
(高橋秀彰さん)「自然を大事にし、そのうえで自国の経済を豊かにする。そういった方法をこれから皆さんとともに実行していきたい」
無所属の新人で元参院議員の世耕弘成さん(61)は、裏金問題をめぐり、今年4月に自民党を離党。経産大臣や党の参院幹事長を歴任した実績をアピールします。
(世耕弘成さん)「離党してすべてを失いました。しかしあきらめてはいません。もう一度日本の政治の中枢で、国のため、そしてこの和歌山県の地域発展のために活躍していきたい」
衆院選は10月27日の投票で、即日開票されます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。