まもなく始まる「春の大型連休」。みなさんはどのように過ごす予定でしょうか?

最大で10連休の2024年の“ゴールデンウィーク”の動向と傾向を取材してきました。

「旅行」「遠出」はしない傾向?

河村庸市キャスター
「今週末始まる大型連休。皆さんはどう過ごすのでしょうか?」

街の人は
「さくらまつりに行って彼女とデートですね」
「日帰りで仙台に行くかもしれない」
「旅行するとしても、青森県内どこかに行くだけ」

近場での旅行を楽しもうと考えている人がいる一方で…。

街の人は
「今のところは特に(予定は)ないですね」
「自宅です。10日あるので。片付けですかね」
「ほとんど仕事なので」
「休みがないので買い物で、ぱーっと」

そもそも旅行や遠出はしない、という人も。こうした傾向は宿泊施設の予約、交通機関の手配などを行う旅行代理店でも感じられると言います。

宿泊費・ガソリン価格… 急激に進む『物価高』

三八五観光 戸﨑浩之常務取締役
「最終的な旅行費用が上がりますから、お客様の予算からオーバーするという問題も出てきてます。『高い』『仕方がないな』という部分もあるでしょうし、『見合わせるか』というものあるみたいです」

宿泊費や交通費などの料金が値上がりしていることが、影響していると見られます。

東京の調査会社が全国の15歳~79歳までの男女に、2024年の大型連休について調査したところ、平均予算額は2万7857円と2023年とほとんど変わりませんでしたが、物価高や円安が大型連休に影響しているかについては、6割以上が影響すると回答しました。

このため、旅行するにしても多くが国内の近場となっているようです。

三八五観光 戸﨑浩之常務取締役
「海外旅行は、うちの扱いではほとんどないと思います。基本、国内です。行った先での食事にしても、すべて値上りしていますから、去年よりも さらに上がっているし、そういったところを考えると、やはり移動とか宿泊先を考えるとかの工夫をされているのではないか」

また、インバウンド需要の回復で、海外からの宿泊客が増加。国内の宿泊施設が埋まり、宿泊費を押し上げていると推測されるとしています。

ほかにも車で旅行する場合には欠かせないガソリンの価格も、少なからず影響を与えそうです。4月22日時点の県内のレギュラーガソリンは、1リットルあたり170.7円。高い水準が続いています。急激に進む物価高に所得が追いついていないのが現状のようです。

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