県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのか。
第72回のストーリーは、板柳町出身、柔道整復師・安田一弘さん。
現在は、柔道整復師として東京・品川区にある整体治療院「やすだボディーメンテナンス」やパーソナルジムを経営している。
子どもの頃は、体を動かすのが好きなスポーツ少年だった。
安田一弘さん
「学校の休み時間はすぐ校庭に走って行って、ドッジボールやサッカーをずっとやっていて、学校が終わったら部活でバスケットをやってたんですけど、バスケットとか水泳だったりとか、とにかくずっと体を動かしていた子どもだったと思いますね」
■バスケットボールに夢中だった学生時代
中学生になると、バスケット一色の学生生活。
練習で度々けがをしても、父が柔道整復師だったので、すぐに処置してもらえる環境だった。
安田一弘さん
「ちょっとした捻挫とか突き指は、(バスケットボールに)つきものだったので、そういう時に常に処置してもらえる環境にいたので、けがに関しては(父親の)処置のおかげで、そこまで長引くことなくこれたので、回復力を早めるための処置を体感できたポイントかなと思います」
その一方で、高校・大学と進学はしたものの、明確な目標は持っていなかった。しかし、父に持っていた思春期ならではの反抗心がなくなったとき、ずっと頭の片隅にあったものが具体化される。
■父の背中を追いかけて「柔道整復師」の道へ
安田一弘さん
「10代のちょっとした反抗期みたいなのもあって、父親の仕事というものにあえて僕は向き合っていなかった。柔道整復師を目指そうかなって大学3年生のときに、家族でそういう話を何気なく夕飯の時にしたときに、初めて自分の本当に心の底で思っていたものと向き合った瞬間だった」
大学4年になるタイミングで東京の専門学校へ入り直し、父が持っている柔道整復師の資格を取得するため、整体の勉強を始めた。
安田一弘さん
「日中は整骨院で働いて、夜は専門学校に行くっていう生活でずっと過ごしていました。今となっては大したことないなって思えるんですけど、当時は頑張ったなって思いますね」
柔道整復師の資格を取得した後は、専門学校時代から働いていた整骨院に就職し、外傷に対する柔道整復師の業務をこなした。その後は、鍼灸整体院へ。
安田一弘さん
「その後の鍼灸整体院での5年間っていうのは、手技のスキルアップのためにすごく役立ったなと思っています」
その後、独立。整体で人の体と向き合っていた安田さんは、体を動かすことに視点を向け始める。
■健康寿命の延伸へ パーソナルトレーニングに着目
現在、安田さんは整体と同時に、パーソナルトレーニングで健康寿命の底上げを考えている。
安田一弘さん
「年配の方も、いかに健康寿命を延ばすかっていうところも一つ社会的に大きなテーマになってくるかなと思うので、そのときに自分の筋力をいかに維持させる、もしくは強くしていけるかっていうのも非常に大事なポイントになってくると思う」
そんな安田さんが、これから目指すのは―。
安田一弘さん
「健康寿命っていうのが今僕の中で一つテーマにあるので、元気に生きるための選択肢として僕らが提供できるものっていうのを今後も考えて頑張っていければなと思っています」
次なるターニングポイントへの挑戦が続く。
青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分
「Turning Point」2024年4月23日放送回より
~安田一弘(やすだ・かずひろ)~
◆青森県板柳町出身
◆1986年生まれ
◆2010年 柔道整復師免許(国家資格)取得
◆2018年 「やすだボディメンテナンス(東京都品川区東五反田1丁目21-8 西元ビル2F)」を開業
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