特撮映画の巨大怪獣「ゴジラ」の映像が東京都庁の壁面に投影されるプロジェクションマッピングが27日に始まった。当面の間、毎週土日と祝日の夜に1日3回上映され、都心を暴れ回るゴジラの圧倒的な存在感が楽しめる。

ゴジラのプロジェクションマッピング

 27日午後7時、映画と同じ実物大の高さ約100メートルのゴジラが、48階建ての第1本庁舎の壁面に映し出されると、集まった人たちから「おおー」と歓声が上がった。

スマートフォンで撮影する人

 映像は「ゴジラ都庁襲撃」と銘打ち、東宝が企画・監修した。都庁のある西新宿にゴジラが出現し、都がひそかに開発した専用機で迎え撃つストーリーで10分程度。1984年上映の『ゴジラ』は西新宿が激戦の舞台となり、91年の『ゴジラVSキングギドラ』では都庁舎が登場するなど、もともとゴジラは縁深い存在だ。

メカゴジラも登場

 都は夜間の観光振興活性化を目的に、第1本庁舎を使ったプロジェクションマッピングを今年2月にスタートし、都内の観光名所をモチーフにした映像を上映してきた。常設展示としては、最も大きな建築物へのプロジェクションマッピングとしてギネス世界記録に認定されている。  ゴジラの上映時間は、4月27日~5月6日は午後7時、8時、9時。5月11日以降は午後7時半、8時半、9時半。(渡辺真由子) 

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