山形県でも西の空に、宵の口にうっすらと見えました。尾を引く星の姿は非常に神秘的です。※画像は10月14日の午後6時現在

市街地の上に、一筋の光が見えますか?

縦にすーっと伸びていますね。

太陽が下に沈んでいます。太陽風に星の氷の粒が飛ばされるのが「尾」だと言われています。ですから、太陽とは逆に尾が伸びます。

では、アップにしてみましょう!

※画像はTUY情報カメラより

あす以降もまだまだ見られるチャンスあり!夕方、西の空で探してみて!

以下、国立天文台の解説です。

紫金山・アトラス彗星は、2023年1月に発見された彗星で、2024年9月27日(世界時。日本時では28日)に近日点を通過(太陽に最も接近)しました。このときの彗星と太陽の距離は0.39天文単位(約5900万キロメートル)で、近日点通過前後の時期で彗星活動がピークを迎えたものと予想されます。

ただし、彗星の見かけの位置は太陽にかなり近く、肉眼で観察するのは困難でした(※日によっては、明け方の低空で双眼鏡などを用いて観察されたり、写真撮影されたりしました)。

地球への最接近は10月12日(世界時。日本時では13日)で、この時の彗星と地球の距離は0.47天文単位(約7100万キロメートル)です。ちょうどこの頃から、彗星の見かけの位置が太陽から離れて夕方の西の低い空で観察できるようになります。

空の暗い場所であれば、肉眼でかすかに見えるかもしれません。市街地では肉眼で見るのは難しそうですが、適切に設定したカメラで撮影することでぼんやりとした姿を写すことができそうです。

10月下旬以降は、彗星が太陽からも地球からも遠ざかっていき、徐々に暗くなっていきます。

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