衆院選を前に宮崎県内の小選挙区の構図、今回は、宮崎1区です。
与野党の前職2人と新人2人が争う構図になる見込みです。

宮崎市、国富町、綾町を選挙区とする宮崎1区。

与野党の前職2人に新人2人のあわせて4人が立候補を表明していて、激戦が予想されます。

立憲民主党・前職 渡辺創氏

(立憲民主党・前職 渡辺創氏)
「皆さんが宮崎で暮らし、地域の中で何を感じ、日頃お仕事をしながら、家族を守りながら、何を大事にしたい、何を守っていかなければならないのかと強く感じているのか」

前回、3年前の衆院選で自民党の候補を1070票差で制し、初当選を果たした立憲民主党の前職、渡辺創氏。

これまで年間数十回の国政報告会や座談会などを続け、自身の考えを伝えてきました。

(立憲民主党・前職 渡辺創氏)
「(これまでの)3年間の積み上げをしっかりとそしゃくして、次のステージにどう生かしていくかということを有権者の皆さんと思いを共振させて、なおかつ、一緒に作り上げる選挙にしたい」

全国的には野党共闘は不透明なものの、宮崎1区については前回と同様の連携が可能とみている渡辺陣営。
無党派層の取り込みがカギになると見ています。

(立憲民主党・前職 渡辺創氏)
「支持政党を持たない皆さんが、今の政治の現状を見つめてどういう判断をされるかということが選挙の結果につながる大きなポイントであることは間違いないと思っている」

自民党・前職/比例九州 武井俊輔氏

(自民党・前職 武井俊輔氏)
「安心して皆様が暮らしていけるよう頑張っていきたい」

前回の選挙では比例で復活当選し、今回、5期目を目指す自民党、前職の武井俊輔氏。

今年4月には自身が乗る車が速度超過していたことがSNSで発覚するという不祥事もありましたが、外務副大臣を務めた武井氏は、これまでの実績を訴えながら選挙に臨む方針です。

(自民党・前職 武井俊輔氏)
「今回は自民党県連からも推薦をいただきましたので、体制を整えつつ取り組んでいるわけだが、私も、私自身のことでも迷惑をおかけてしおります。真摯に反省しつつ、しっかりと仕事でお返ししていく役割を果たしていく」

全国的な自民党への逆風がある中、陣営では、選挙を目前に控え、自民党が一枚岩になりつつあると分析。

保守分裂となった前回の選挙で女性候補が獲得した4万票余りの票の行方がカギになると見ています。

(自民党・前職 武井俊輔氏)
「大事なことは、この宮崎1区の皆さんに誰ならばしっかりと仕事でお返しできるのか、暮らしを変えていくことができるのか、お伝えして、ご理解いただけるのかどうかということだと思う」

日本維新の会・新人 外山斎氏

(日本維新の会・新人 外山斎氏)
「この日本をさらに前に進めていくために新しい政治を作り出していく」

衆院選5度目の挑戦となる、元参議院議員で日本維新の会の新人、外山斎氏。

これまで街頭活動や集会などに地道に取り組んできて、今回の選挙でも草の根で票を掘り起こしたいとしています。

(日本維新の会 外山斎氏)
「1人1人の支援の輪を広げて、草の根的に運動を展開していくというのが大変重要だと思っているので、そのような形で挑んでいきたい」

外山氏は、裏金問題など自民党政権に対する不満がこれまでにないほど高まっているとして、保守層の受け皿としての存在感を示したい考えです。

(日本維新の会 外山斎氏)
「自民党の裏金問題が発覚したあとは政治に対する信頼がすごく落ちていると感じているし、政治と金に関しては私たちはクリーンだし、改革政党だということを訴えて理解をいただいている」

参政党・新人 滋井祐香氏

(参政党・新人 滋井祐香氏)
「一般のお母さん目線で関わっているからこそ、今の世の中の仕組みとか政治の仕組みとか、おかしいということがすごく感じることができます」

去年11月に立候補を表明した、参政党新人の滋井祐香氏。

街頭演説やつじ立ちを精力的に行いながら、知名度の向上を図ってきました。

(参政党・新人 滋井祐香氏)
「子どものことを思っているお父さんお母さん世代には、政治の大切さを伝えていきたいので、その辺りの年代の方々にはしっかり思いを届けたい」

初めての国政選挙への挑戦となる滋井氏。

国民目線を強調し、政治に対する関心が低い有権者に対して政治参加を促し、票の獲得につなげたい考えです。

(参政党・新人 滋井祐香氏)
「投票に行っても変わらないとあきらめている人が多いと聞く。私たち参政党は国民で作っている政党で、生活と政治は無関係ではなく、つながっているということを参政党を通して知ってほしいし、感じてほしい」

衆議院議員選挙は、今月15日に公示され、27日に投開票されます。

※MRTテレビ「Check!」10月11日(金)放送分から

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