髪の毛のカットが「690円」。破格な安さを打ち出す店が、名古屋市内にあります!その秘密を調査しました。

髪の毛を切るのに、みなさんは、いくら支払っていますか?街で聞いてみました。

(30代女性)「だいたい1か月半に、1万5000~1万6000円くらい」
(60代男性)「月に1回で、1500円」
(20代女性)「だいたい3か月に1回ぐらいで、カットとカラーで1万円ちょっと」

名古屋の街では、1000円以上支払っているという人が多いようですが、破格の安さを打ち出す店があります。

(大野和之記者)
「こちらの美容室、カット『690円』と書いてあります!安いですね~」

名古屋市緑区の美容室「ヘアーサロン IWASAKI」愛知桃山店。カット料金は、基本的に980円ですが、平日の正午~午後3時までに受付した場合は、さらに安くなって690円!

どう実現しているのか、調査しました。

690円カットを体験!その仕上がりは…

(大野和之記者)
「ひと月分、伸びたぐらいの量を切ってもらいたい」

(大野記者)
「猛烈に髪が切られていきます…めちゃめちゃ早い。適当ではなく『丁寧だけど早い』という感じです」

10分かからずに仕上がりました!

街の人にも、仕上がり具合について聞いてみると…

Q:このカット“690円”と聞くと?
「えー!すごーい」
「安すぎる」
「これで、例えば4000円って言われても信じる」
「いいじゃない。切ったばっかり?」

では、どのような経緯で“690円カット”を始めることになったのか。

「我慢して3か月に1回とか半年に1回じゃなく…」

(ヘアーサロン IWASAKI 広報部 岩崎麻由部長)
「代表が、昔(東京の)大井町の高級サロンに勤めていました。高価格で『本当は月に1回来たいけど、我慢して3か月に1回とか半年に1回しか来れず、ボサボサして気持ち悪い』という声があった。じゃあ、“いつでも気軽に美しくなれる”サロンを開こうということで、立ち上げました」

創業1978年。東京の店から始まった「ヘアーサロンIWASAKI」。690円カットは2010年からです。

当時、リーマンショックの影響で、不景気風が全国に吹き荒れ、世の中を少しでも元気づけたいという思いがあったそうです。

愛知桃山店の、平日の来店客は平均30人。美容師1~3人で対応しています。

(来店客)
「安いから何回でも来ようという気になる」
「早いのもいいし、丁寧にやってくれる」

では、「690円」実現のため、どんな工夫があるのでしょうか?その秘密は、まずは受付から…

極力“水やタオル”は使わない

客が自分で機械を操作し、人件費を削減。そして、極力「水」は、使いません。

(ヘアーサロン IWASAKI 岩崎部長)
「ドライカットでカットしているので、水で髪をぬらし乾かす時間を短縮している」

美容室でおなじみの「タオル」も極力使いません。

(ヘアーサロン IWASAKI 岩崎部長)
「タオルからネックペーパーに変更、そのおかげで月額で約6万円ずつぐらい、光熱費が削減できている」

タオルを洗う水道代と、それを乾かす費用も節約しているんです。

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