芸能人の藤井フミヤを名乗る人物とのLINEのやり取りをきっかけに、70代の女性が現金130万円をだまし取られました。警察はSNS型投資・ロマンス詐欺事件として捜査しています。

被害にあったのは長崎県佐世保市に住む無職の70代女性です。

警察の調べによりますと女性はことし4月頃、フェイスブックで芸能人の「藤井フミヤ」を名乗る人物からメッセージが届きLINEでやり取りするようになりました。

女性はその人物から紹介された「藤井フミヤのマネージャー」を名乗る人物から「フミヤが長崎に行くことになって、奥様(※被害者のこと)、フミヤ、私たちマネージャーと会議します」「ヘリコプターを使いますがレンタル料などが必要です」などとメッセージが送られてきたことを受け、藤井フミヤと会う手付金、ヘリコプターのレンタル料などの名目、10月4日までの間に4回に渡り現金計130万円を振り込みだまし取られたということです。

女性が10月7日に、金融機関でさらに現金を振り込もうとした際、高額だったことなどから銀行員が詐欺を疑い警察に通報したことで事件が発覚しました。

女性は藤井フミヤさんのファンで、「本当に会えると思って嬉しかった」などと話しているということです。

去年下半期以降、SNSを利用した詐欺が全国的に急増しています。
警察では
〇SNS広告を通じた投資話には要注意
〇LINEなどのSNS上で「必ず儲かる」「儲かる方法がある」などと投資を持ち掛けられた場合は詐欺を疑う
〇マッチングアプリ等で知り合った面識のない人から金銭を要求されても送金しないよう呼びかけています。

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