「殺すぞ」と部下に発言した京都府警本部長。カメラの前で質疑応答をしないまま、離任です。

 (京都府警 白井利明本部長)「組織の責任者として率先して良好な勤務環境を創出する立場にありながら、職員の士気を下げ、府警の信頼を毀損してしまったことについてお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした」

 京都府内の警察署長らが集まる「署長会議」の場で、深々と頭を下げた京都府警の白井利明本部長(56)。10月27日投開票の衆議院選挙を前に、選挙違反の取り締まりや要人警護の徹底などを求めました。

 白井本部長は今年8月ごろ、勤務中に部下に対して「殺すぞ」などと発言。警察庁からパワハラと認定されて処分され、14日付けで事実上、更迭されることになりました。

 署長会議を終えて離任会見の場に現れた白井本部長。

 (白井本部長)「組織の責任者として率先して良好な勤務環境を創出する立場にありながら…」

 署長会議の場と同じ文言の“謝罪の言葉”を述べると…

 (司会)「テレビカメラの撮影はここで止めてください」

 京都府警がテレビカメラを締め出し、あらかじめ決められた質問のみに本部長が回答する異例の“会見”となりました。記者から府警のトップとして自覚があったのか問われると「私の不適切な発言により多大なご迷惑をおかけして申し訳ない」などとかわし、会見を終えました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。