お年寄りの体力・交流づくりにつなげようと、天童市でワナゲの全国大会が開かれました。
出場最高齢は92歳。会場には、笑顔の輪が広がっていました。
佐藤真優アナウンサー「全国大会がまもなく始まります。全国からワナゲの猛者たちが集結しています」
公式ワナゲ全国大会は2007年から開かれています。
ワナゲは冬でもできるスポーツで、健康を保つための運動になるとともに大会などを開催することで高齢者の引きこもりの防止につながると山形県では普及活動が行われてきました。
大会は団体戦で行われ、1チーム3人です。
1人につき9回投げることができ、3人の合計得点で競います。
きょうは全国大会ですが県外からの出場はなく県内46チーム193人の参加者が天童市に集結しました。
今大会最高齢の選手、92歳の安部鶴男(あべ・つるお)さんです。
ここまで、6連続成功。
そして7本目も!8本目は、ん-惜しい!
しかし最後はしっかり決め切り、9本中8本の好成績でした。
しかし・・・
今大会最高齢選手 長井市 安部鶴男さん(92)「この輪っか投げづらい。パーフェクトは何度も出たんだけど、きょうはまだ出ない、これからだべ」
勝つためには情報収集も…
天童市 鶴友クラブ 青柳信昭さん(85)「他のチームが取った点数。それを上回るにはどう投げたらいいか」
中には、こんな人も…。
最上町 法田下(ほうでんしも)幸寿会 阿部弘さん(78)「(Q選手として出場ですか?)選手ではない。補欠。一か月前くらいから練習はしていたけど、補欠だった。時の運もあるわな」
そんな厳しい選抜争いを勝ち抜いた選手だけが立つことができるこの舞台。
地区予選を勝ち抜いた大江町のマダム三銃士は…
大江町 小見睦会の三人組「ワナゲも上手いんだよね。一晩で何回もパーフェクト出すんだよ。(Qきょうの大会はいかがでしたか?)ダメェ」
長井市 草岡Aチーム 孫田幸子さん(77)「棒の上から輪っかをかぶせるようにして投げています」
こちらは県内でも激戦区、長井市の絶対女王、幸子さんです。
「(王者の貫禄感じますか?)感じる。太さ」「今回の目標は、できれば優勝したいけどね…がっちりマンデーで優勝です」
ワナゲを通して体力作りはもちろん笑顔の輪が広がることが、健康の秘訣のようです。
「愛好会の練習が一番楽しい」
「雨降っても雪降っても、うちの中でもできるから好き」
「(Qワナゲに大事なのはなんですか?)やっぱり輪だべ」
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