宮城県石巻市の下水道工事を巡り業者に入札情報を漏らし、不正に落札させた罪に問われている石巻市職員2人の判決公判が10日、仙台地方裁判所で行われ執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。

判決を受けたのは石巻市下水道建設課の課長補佐・星洋一被告(51)と下水道建設課の係長・寺内友和被告(47)です。

星被告と寺内被告は去年2月、石巻市発注の下水道工事の入札を巡り、最低制限価格を算出できる設計書を遠藤興業の元執行役員で現在公判中の遠藤光弥被告(68)に渡し公正な入札を妨害したとして、官製談合防止法違反などの罪に問われています。

仙台地裁

10日の判決公判で仙台地方裁判所の須田雄一裁判官は「公正な入札を妨害し、市民の信頼を損う行為だった」などと指摘し星被告に懲役1年6ヵ月、寺内被告に懲役1年、それぞれ執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

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