9月28日、大阪・ミナミのホテルで17歳の少女が死亡しているのが見つかった事件で、少女と一緒にホテルに入り、その後逃走していた男が殺人の疑いで逮捕されました。

 殺人の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の福井竣介容疑者(30)です。

 警察によりますと、福井容疑者は9月28日午後5時20分過ぎから6時40分過ぎの間に、大阪・ミナミのホテルで17歳の少女の首を圧迫し窒息死させ殺害した疑いがもたれています。

 9月28日午後11時ごろ、大阪市中央区のホテルの部屋で、大阪市生野区に住む17歳の少女の遺体が見つかりました。警察がホテルの防犯カメラなどを調べたところ、9月28日午後5時20分ごろ、少女は福井容疑者と一緒にホテルに入る様子が確認されていますが、福井容疑者がホテルから出ていく姿は映っていなかったということです。また、遺体が見つかった2階の部屋の窓に鍵はかかっておらず、福井容疑者は窓から逃走したとみられていました。

 また、司法解剖の結果、少女の死因は何者かに首を絞められたことによる窒息死であることが判明、少女の爪がはがれた状態だったということです。

 警察は殺人事件として少女と一緒にホテルへ入り、現場から逃走しいていた福井容疑者の行方を捜査していましたが、9日に神奈川県横浜市内で身柄を確保し逮捕しました。

 警察の取り調べに対して福井容疑者は「私がやったことにまちがいありません。両手で首を絞めて、絞め殺しました」と容疑を認めているということです。

 また、事件当時、福井容疑者と17歳の少女は初対面だったということで、SNSで連絡を取り合っていたということです。

 警察は犯行の動機や逃走後の足取りなどについて調べています。

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