土木工事業の「中元組」は9日までに富山地裁高岡支部より破産手続きの開始決定を受けていたことがわかりました。負債総額は1億8000万円に上るとみられます。
帝国データバンク富山支店によりますと、富山県小矢部市の土木工事業「中元組」は1938年(昭和13年)創業、1979年(昭和54年)設立の土木工事業者です。
地元小矢部市を中心に富山県西部の下水道関連工事や土木工事を主に手掛けていました。
また「中元石油」としてガソリンスタンドを経営、ピークとみられる1995年12月期には売上高約3億3000万円を計上していました。
近年は公共工事の減少や、工事の受注、燃料販売における競合の激化に加え、従業員の確保が難しくなり業容は縮小、2023年12月期は売上高8000万円を割り込むまで落ち込んでいました。
こうした中で燃料仕入高の高騰で採算の確保が難しくなり借入金の返済が重くのしかかります。そのうえで資金繰りがひっぱくし、事業継続が困難と判断、今回の措置となりました。負債総額は1億8000万円にのぼるとみられます。
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